Cat 建機 研究所

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建機活用術

2016年1月19日

機械性能を活かすオペレーション

現在の建設機械は高性能化が進み、目覚ましい進化を遂げています。
この性能をフルに発揮して仕事に役立てるためには、適切なオペレーションを行うことが大切です。
そこで今回は、材料や原石の掘削・積込などに活躍するホイールローダを取り上げ、基本となるオペレーションについてご紹介します。

はじめに

機械の特徴を知ろう!

ホイールローダは機動性に優れ、大型のバケットを装備しているため、大量の材料や原石を素早く運搬・積込できる機械です。しかし、掘削は牽引力を利用した作業であるため、路面状況によって影響を受けやすいという側面があります。

自分に合った運転ポジションを見つけよう!

運転を始める前に、シートと作業装置レバーを自分の身体に合ったポジションに調整しましょう。無理な運転姿勢では、正確な操作が難しくなるだけでなく、疲労が増すことにもなり、生産性や安全性が低下します。

積込フロアは固く平坦に!

ホイールローダの特長である機動性を最大限に活かすためには、固く平坦な積込フロアが必要です。凹凸や急坂があると、作業効率・安全性とも低下してしまいます。

ホイールローダの積込方法

ホイールローダの積込方法にはVシフトローディング、クロスローディング、パスローディングの3通りがあります。一般的にはホイールローダとダンプトラックの合計燃料消費が最も少ないVシフトローディングを推奨しています。

Vシフトローディング[推奨]

■Vシフトローディング[推奨]
ダンプトラックを固定した状態で積込む方法。積込杯数が多い場合、積込フロアが狭い場合に適しており、ホイールローダとダンプトラックの合計燃料消費が最も少ない方法です。

Vシフトローディング[推奨]

■クロスローディング
ホイールローダが1杯積むごとにダンプトラックが前後に動く積込方法。積込杯数が比較的少ない場合、ダンプトラックの出入りが容易な場合に有効です。

Vシフトローディング[推奨]

■パスローディング
2台以上のホイールローダが交互にクロスローディングを行う方法。ダンプトラックはバケットの前で一時停止するだけで通過。時間当たり作業量が最も大きく、運搬土量が多い現場に有効です。

堀削

進入は必ず1速で

ホイールローダの掘削には牽引力が必要なため1速で進入して掘削します。進入時に減速せず速度を上げたままの状態で材料に突っ込むと、車両に大きな衝撃と負荷が掛かり、機械寿命を短くする原因になりますので止めましょう。

スリップに注意

掘削の際にはスリップしないように注意しましょう。スリップすると積込フロアに凹凸ができて、掘削時のトラクションが得られなくなってしまい、タイヤの摩耗を早める原因にもなります。

エンジン出力は最大で

掘削はエンジン出力をフルに使って短時間で終えるようにしましょう。大型機による掘削時間の目安は12秒以下です。
掘削は、牽引力と作業装置のリフト力を併用した高負荷な作業です。掘削に時間を掛け過ぎるとトランスミッションオイルのオーバーヒートの原因となります。

機体姿勢を一直線に

機体姿勢を一直線に

機体姿勢を一直線にした状態にすることで、前輪と後輪の進行方向が同じになり、牽引力を最大に高めることができます。掘削時に十分な牽引力が得られないと大量の荷をすくうことができません。

材料の出っ張りを狙う

材料の出っ張りを狙う

掘削時にはつねに材料の出っ張りを狙って進入するようにしましょう。抵抗を最小限に抑え、効率良く荷をすくうことができます。

積込

掘削から積込までの移動距離はタイヤ1回転半以内に

掘削から積込までのアプローチが長いとサイクルタイムが長くなり、燃料を無駄に消費します。積込をスムーズに行うコツはバケット高さとダンプ荷台との距離をうまくつかむこと。そのためにはリフト上げの速度とローダの前進速度をマッチングさせなければなりません。

搭載された機能を上手に使う

作業条件に応じてホイールローダに搭載された機能を適切に使いこなしましょう。

荷姿は片荷にならないように

積荷が片荷の状態だとダンプトラックのサスペンションの故障やタイヤの偏摩耗を招きます。

広い積込フロアを確保する

ホイールローダは機動性に優れていますが、現場条件の良いところでないと特長を発揮できません。積込作業やダンプ旋回には十分な広さが必要です。

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