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建機の導入

2017年11月10日

建機の導入入門

いざ建機を導入するとなったときに、買うべきか、または借りるべきかという点で迷う方も多いでしょう。

それぞれの違いやメリット・デメリットについてご紹介します。

建機を購入、借りる表

A.建機を購入する際に知っておきたいこと

レンタルやリース取引の場合、建機の所有権は基本的に貸し手側にあります。対して、使用者が資産として建機の所有権を原則持つことになるのが「購入」という方法です。

①割賦払いによる購入方法

購入時に自己資金だけで一括払いが難しい場合は、金融機関から借り入れをしたり、ディーラーやリース会社などの割賦(かっぷ)を利用することになります。

それぞれ金利などを検討したうえで、有利なものを選びましょう。借入、割賦のいずれの方法を取るにせよ、原則完済後には使用者が所有権を得ることになります。建機が不要になった場合は売却して現金化することも可能です。

購入した建機は固定資産となるため、固定資産税の納税、減価償却費の計上などが必要となり、経理上の処理が増えることに注意しましょう。

②現金払いによる購入方法

現金で支払う場合は、納車の際に直接手渡しで支払う方法もありますが、納車前に指定の金融機関に振り込む方法が一般的です。

B.建機を借りる際に知っておきたいこと

建機を借りる場合は「レンタル」と「リース」の2つの選択肢があります。それらの違いとメリット・デメリット、使い分けの方法について見てみましょう。

リースとレンタルの表

③短期利用はレンタルがおすすめ

使用する期間が1日~数ヶ月までの短期ならレンタルがおすすめです。レンタルには1日単位で借りる日極と月単価で借りる月極の二通りがあります。

レンタルの場合は、レンタル会社が所有する在庫のなかから希望の機種を選び借り受ける形式になります。

そのため即納対応が可能なことが多く、急な工事にも対応しやすいというメリットがあります。

また、建機の所有権は終始レンタル会社にあるので、減価償却費の計上は必要なく、事務処理も簡略化できます。

廃棄についての義務もないことも手軽に利用できる要因となっています。

ただし、一般的に月額料金はリースに比べ高くなるので注意が必要です。また、あらかじめ準備されているレンタル対象機種から選ぶことになるため、機種やアタッチメントの指定は幅広くできないこともあるので注意が必要です。

建機をレンタルする際はどういった事業者から借りるかという選択も必要です。

レンタル業者は、広域系大手レンタル業者、メーカー系列レンタル業者、独立系の地場業者などに分類され特殊車両など専門レンタル商品に特化した専門レンタル業者がありそれぞれの金額やサポート・メリット・在庫状況などを比較検討した上で選定しましょう。

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④中長期利用ならリースの検討を

1年以上の長期使用なら、レンタルよりもリースをおすすめします。月額料金は、短期利用でのレンタルに比べ低く抑えることができます。

よくレンタルとリースを混同される方が多いのですが、レンタルとリースは似て非なるものです。

リースの場合は契約後に、リース会社が対象機をメーカーへ発注し準備します。

具体的な能力やアタッチメントなどの仕様を細かく指定できるため、作業や使用場所の環境に適した建機を借りることが可能です。お客様の社名看板の入力なども可能となります。

リース期間中、建機の所有権はリース会社にありますが、リース期間満了後に使用者が車両の買取りを選択できるリースプランもあります。

期間満了後の買い取りオプションの有無は、各リース会社の契約内容ごとに異なるため、買取りを希望する場合は契約前にしっかりと確認しておきましょう。

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低金利融資制度の活用

建機の購入にあたり、日本政策金融公庫の融資制度を活用すると、低金利で融資を受けることができます。ただし、この制度について融資の認定を受けるには、特定条件を満たす機種を購入する必要があります。

この融資の対象になるのは厳密な意味での購入資金だけでなく、リースやレンタルにかかる運転資金も含まれます。

ほかの金融機関より審査が緩やかといわれており、事業支援のアドバイスを受けることもできるため、中小企業にとって非常に有益です。

購入、リース、レンタルいずれの場合も、まずは日本政策金融公庫の融資制度を検討してみてはいかがでしょうか。

導入方法に迷ったときはすぐ相談を

建機の導入について、借りる場合と購入する場合の違いとメリット・デメリットをまとめました。

導入の際は、想定する用途や使用年数などに合わせ、最適な方法を選択できるよう検討しましょう。

判断が難しく迷った場合はディーラーにご相談ください。

お見積りに関するご相談は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

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