キャタピラーのサービストレーニングについて
サービスの基本は、あいさつと安全管理
メカニックとして採用された新入社員は、入社式の翌日から社内のトレーニング施設において国内販売会社合同で行われる新人研修に参加します。初日は、社会人としての基本となる「あいさつ研修」から始まります。あいさつはビジネスマナーであるだけでなく日常においても大切な礼儀です。相手とのコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築く基礎となるものです。お客様の評価や第一印象に大きな影響を与えることになるため、まず正しいあいさつの仕方を学びます。

次は「安全教育」です。安全は何よりも重要であり、すべてに優先します。作業現場には、普段の生活環境にはない数々の危険が存在しています。それらから身を守るためにも、作業服、安全靴、ヘルメット、安全メガネなどの保護具を正しく着用することが安全への第一歩。危険に対する感受性を高めるため、危険予知や職場ルールの徹底を身に付けさせ、つねに職場で安全に働く意識を持ち続けること、共に働く仲間についても安全意識を喚起することを確認します。

合同研修の最終ステップでは、製品(油圧ショベル、ホイールローダ、ブルドーザなど)や装置(エンジン、油圧、電気など)について学びます。建設機械のメイン装置であるエンジンや油圧ポンプの構造や作動原理を実際の部品に触れながら理解を深めます。また、実機を用いて基礎的な車両メンテナンスについても学習します。その後、現場で必要とされる車両系建設機械運転技能・玉掛け・溶接など、さまざまな講習・教育を受けて資格を取得します。
資格取得後は配属拠点の先輩社員のもとで、機械点検や修理作業などの実作業を通じてさらなる技術の習得を目指していきます。

専門教育で、実地に役立つ技能を習得
入社2年目以降のメカニックに対しては計画的に専門技術教育を実施しています。教育コースは「エンジン」「油圧装置」「動力伝達装置」「電気回路」「車体全般」の5コースに分けてトレーニングを行います。各コースとも、構造、機能、分解、組立、故障の原因追究の技能を磨くことを目標に実践的なサービストレーニングを重ねます。さらに、新機種や新技術の教育も定期的に行い、円滑な市場導入を支援しています。

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