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田中産業 株式会社 様の活用例

様々な現場で活躍するキャタピラー製品をお客様の声でご紹介します。

i-Constructionへの挑戦 全工程を自社の力で、さらに高い品質へ

田中産業 株式会社 様

新潟県上越市で総合建設業を営む田中産業様は、最新テクノロジーを搭載したICT建機による施工に積極的に 数年前より取り組んでいらっしゃいます。
現在、田中産業様のICT推進役としてご活躍されている テクノロジーソリューションズ 田中朗之ゼネラルマネージャーは、田中産業様でICTの取組を始めた頃に、 キャタピラーの米国本社をはじめアジア地区の様々な施設等で勤務し、ICTをはじめとする建設産業の最先端技術と、 それを活用したキャタピラーの製品やソリューションについて学んで来られました。
田中朗之ゼネラルマネージャーを中心にICTを推進する田中産業様のi-Constructionへの挑戦についてご紹介します。

地域にとって重要な道路を、最新のテクノロジーで

2017年から1年3ヶ月かけて田中産業様が地盤改良工事と道路の土台となる盛土工事を行った 「上越魚沼地域振興快速道路」(通称:上沼道)は、上越市と十日町市、南魚沼市の連携強化や、 日本有数の豪雪地帯である当地域の冬期間の安全・安心な交通の確保、 救急医療体制の充実などに大きな役割を果たす大変重要な道路です。 総土量6万㎡という大規模な土量を動かす工事であったことからi-Constructionでの施工とし、 i-Constructionの全行程―測量から3Dデータづくり、実際の施工、検査まで―を 全て自社で行うという難しい取組みに初挑戦しました。 今回、現場責任者として3Dデータの作成に取り組んだ土木部作業所長の宮澤秀樹様と、 そのデータを活用し現場のi-Construction施工を行った情報化施工スタッフの今井雅人様に、お話を伺いました。

ICTのサポートで自信のある仕上がりに

今回の工事では、ブルドーザ(Cat D6R)で撒きだしと転圧を繰り返して、 必要な高さへ嵩上げをし、テクノロジー搭載の油圧ショベル(Cat 320とCat 312)の ICT機能を使って、法面の仕上げを行いました。転圧に土工用ローラではなく、 ブルドーザを使用したことも施工のポイントの一つです。
「転圧管理にブルドーザのテクノロジーは最適でした。ディスプレイに表示される色で、転圧回数が見える化できます。 写真のように転圧4回(完了)は赤、3回が水色、2回が緑など、転圧完了の場所が 一目瞭然です。写真でご覧いただけるように、高い精度での盛土工事が完成しました。 品質と出来形にこだわる弊社にとって、ICTは非常に嬉しい機能です。」(今井様)

初めての3Dデータ作成にトライ、チャレンジしてよかった

「これまでもICT施工に取り組んできましたが、今回のようにi-Constructionの全行程を 全て自社で行うのは初めての挑戦でした。3Dデータの作成は、先輩たちから教わりながら 修正を重ねていき、最初は時間がかかりましたが、次第に慣れ、時間をかけずに 修正できるようになっていました。また、設計者としては施工する範囲だけ3Dデータを 作成すれば良いのですが、現場の状況によっては、施工範囲の境界を施工する際に オペレータをガイドする余盛や切土設計面の延長等も必要になります。 この様な時は、現場の要望により即時のデータ修正が発生しますが、 自社でデータを作成しているので、変更に時間はかかりません。外注していれば、 修正データがくるまで現場が止まることになります。 大変でしたが、チャレンジしてよかったと思います。」(宮澤様)

様々な賞を表彰されました

田中産業様は2019年1月、一般国道253号本郷サーチャージ盛土工事に関してi-Constructionの 推進にあたり優れた取組みを実施した企業として、i-Construction大賞のうち 国土交通大臣賞を受賞され、石井国土交通大臣より表彰状が授与されました。 また、今回の工事に関しても、国土交通省からさまざまな表彰を受けていらっしゃいます。
「測量から設計・施工・検査まで、i-Constructionの全工程を自社の力で取り組んだことを 認めていただき、『ICT活用工事 成績優秀企業認定書』をいただきました。 また、施工後に行われる検査では、82点という高評価をいただき、評価が高かった企業に 与えられる『北陸地方整備局優良工事施工業者 局長表彰』も受賞することができました。 その他、現場監督であった私自身も『北陸地方整備局高田河川国道事務所 優良建設技術者事務所長表彰』を 受賞することができました。これも苦労しながらも懸命に取り組んだご褒美だと思っています。」(宮澤様)

ICT活用工事 成績優秀企業認定書

北陸地方整備局優良工事施工業者 局長表彰

ICT・i-Constructionの準備はできています!

田中産業様は、"最新テクノロジー搭載のICT建機による施工に積極的に取り組む"という 方針のもと、キャタピラーのICT建機を多数保有し、5年程前からICT施工への対応を開始しています。
「i-Constructionに取り組む現場では、測量やデータ作成、ICT建機など、施工にかかわる 全てを外注している例をよく耳にします。外注すれば費用がかかりますし、 会社や社員にも経験や知識という財産が蓄積されません。ICT施工の発注件数は 非常に少ないのが現状ですが、今後増えていくことはまちがいないと考えています。 社内では、ICTに対応できる技術者育成のために、日本キャタピラーの協力のもと、 定期的に勉強会を開催し、底上げを図っています。 弊社では、i-Constructionはもちろん、ICTを使った施工への準備はできています!」(宮澤様)

社内では次々とICTを活用したいという声が

設計データに合わせて正確に施工するには、正確なキャタピラーの建機が必要です。 また、キャタピラーより、ICTの勉強に関しても手厚いサポートをいただいており、それらが今回の受賞の一因になったと思います。 受賞をきっかけとして、社内では次々とICTを活用したいという声が上がってきています。
今後も、ICTというツールを使い、売上、利益アップをしていきたいと考えています。 さらに、CIMやMRといった次段階の技術にも取り組んでいきたいです。(田中様)

取材協力

田中産業 株式会社
土木部 作業所長 宮澤様

田中産業 株式会社
情報化施工スタッフ 今井 様

田中産業 株式会社
テクノロジーソリューションズゼネラルマネージャー 田中朗之様

こちらの事例で使用されている建機