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山菱産業 株式会社 様の活用例

様々な現場で活躍するキャタピラー製品をお客様の声でご紹介します。

Catの建機は、さまざまな現場で得た ノウハウが機械に生かされている

山菱産業 株式会社 様

首都圏のインフラ整備を青梅の地から支える

今回取材にお邪魔した山菱産業様の埋立地は、マラソンコースにもなっている青梅街道を北に折れ、小曽木街道、成木街道を車で15分ほど北上した場所にあります。
「当社は設立以来40年以上にわたって主に首都圏のインフラ整備に使われるコンクリート骨材や路盤材を供給してきました」お話を聞かせてくださったのは、代表取締役を務めておられる金森芳男様。
山菱産業様は砂利・砂の精製プラントを所有し、長年、東京都の骨材需要の約4%を賄ってきましたが、2011年からは採石跡地を利用した建設発生土の埋立処理に事業の柱をシフトされています。

ブルドーザをCatの建機に変えてから、現場の生産性が大きくアップ

「もともとは他社のブルドーザを使っていたのですが、当社の採石場は表土が深く、足回りに溜まった泥を落とすのに毎日1時間以上、大雨の後などは1日掛かることもありました。これでは効率が悪すぎると思っていたところ、Catのブルドーザは足回りが三角形(高位置スプロケットデザイン)なので泥が付きにくいという評判を耳にしまして、資金を集めて一人でキャタピラー相模事業所にD7を売って欲しいと駆け込んだのが始まりです」
導入効果はテキメンに現れて、現場の生産性は大きくアップ。そのときから山菱産業様の選択はCatオンリーになったそうです。
「Catは世界レベルのメーカーなので、さまざまな現場で得たノウハウが機械に生かされていると感じます。こういう機械、こういう機能があればいいなと私たちが思うものをいち早くリリースしてくれるし、セールスのプレゼンテーションも的を射ていて気持ちがいいですね」

水と土は自然の源、だからこそ徹底的に安心を管理

山菱産業様が所有する32ヘクタールの採石跡地には、ダンプトラックで毎日平均120台分の建設発生土が運び込まれます。
金森社長が埋立処理を事業化するに当たって最もこだわられたのが自然環境と近隣への徹底した配慮。持ち込む土砂を定期的に放射能から不純物まで約40項目にわたって検査する一方、現場からの排水も沈殿池で浄化後、水質検査を行って安心を二重に監視しています。さらに、出入りするダンプトラックに過積載などの違反がないかオペレータ一人ひとりが厳しくチェックするなど、安心へのこだわりは現場にも浸透しています。
金森社長のお話では、排水の管理にもCATマシンが一役買っているとのこと。
「最初は受入容積を増やす目的で振動ローラ(CS563)を導入したのですが、思わぬ効果がありました。ブルドーザで土砂を均した後にローラをかけると、雨が降っても水がきれいなまま表土を流れて池に落ちていくんです。土砂災害の予防にも役立ちますし、ダンプも沈み込まずに土砂をスムーズに降ろせるようになりました。そうした安全面や作業効率を考えても埋立作業に振動ローラを使うことは合理的だと思います」

Catの建機は、オペレータのことを考えて作りこまれている

取材当日もあいにくの雨でしたが、ローラをかけた場所は水溜りやぬかるみもなくカチカチで長靴が要らないほどでした。現場ではダンプトラックが次々と運んでくる土砂をCAT D6RとD6Tの2台のブルドーザがパワフルに押し均していきます。
「CATのブルドーザは造りが頑丈、特に足回りがしっかりしていますね。車両の安定性が高いので傾斜地でも安心して乗ることができます。ほとんどの作業をエコモードで行っていますがパワー不足を感じたこともありません。操作フィーリングや広々とした視界もオペレータのことを考えて作り込まれているなと実感しています」

取材協力

山菱産業株式会社
代表取締役 金森芳男 様

こちらの事例で使用されている建機