お問い合わせ

準天頂衛星システム「みちびき」を利用した実証事業に採択  石灰石鉱山における採掘工程の効率化に向けた「みちびき」利用の実証

2020年9月24日

日本キャタピラー合同会社(社長:本田 博人、本社:東京都中野区)は、内閣府及び準天頂衛星システムサービス株式会社が公募した「2020年度 みちびきを利用した実証事業」に、山口県産業技術センター「衛星データ解析技術研究会」会員のプロジェクトチームと共同で応募し、採択されましたのでお知らせいたします。

採択された事業は、石灰石鉱山の採掘工程の品質管理・操業管理・路面管理を準天頂衛星システム「みちびき」による高精度の測位情報と大型鉱山機械(ホイールローダー、ダンプトラック)等の機械情報を組み合わせることで採掘工程の効率化の実証を行うものです。

準天頂衛星システム「みちびき」とは、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことで、全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)と同じように衛星からの電波によって位置情報を計算するシステムです。みちびきはGPSと互換性があるため、GPSの役割を補完し、より高精度で安定した衛星測位を可能にします。

世界的な建設機械メーカーであるキャタピラー社 (米国) のグループ会社である日本キャタピラー合同会社は、日本国内におけるキャタピラー社製品の販売・アフターサービスを行っています。米国に本社を置くキャタピラー社は、1925年の創業以来、建設機械、鉱山機械、ディーゼルエンジンの開発・製造を行ってきた歴史のあるメーカーであり、特に世界の鉱山業における安全性、生産性向上といった課題を解決するパートナーとして、成長を続けてきました。製品のライフサイクルを通して提供されるサービス、最先端のテクノロジー、 大型鉱山機械の運用などに関する専門知識は、世界の鉱山業へ高い価値を提供してきており、さらに準天頂衛星システム「みちびき」を利用した高精度測位情報を用いることで、質の高い鉱山操業の実現に繋げたいと考えています。



【共同実証チーム】
株式会社コア 中四国カンパニー(社長 横山浩二)
住友大阪セメント株式会社(社長 関根福一)
秋芳鉱業株式会社(社長 江間恭介)
山口県産業技術センター(理事長 木村悦博)
日本無線株式会社(社長 小洗健)
 

印刷用

リリースを印刷する場合は、こちらからPDFファイルをダウンロードください。