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D-Tech Centerでi-Conセミナー開催「小規模土工に活用可能なi-Construction施工セミナー」

2018年10月02日

日本キャタピラーは2018年9月19日、『D-Tech Center』(埼玉県秩父市)にて 国土交通省 関東地方整備局と共同で「小規模土工に活用可能なi-Construction施工セミナー」を開催しました。 D-Tech Centerは、ICT建機や施工を見て・乗って・学べる日本キャタピラーの総合研修施設です。

D-Tech Center
これは、国土交通省 関東地方整備局 関東技術事務所『建設技術展示館』が行っている 第14期 建設技術展示館技術講習会シリーズのひとつとして行われたセミナーです。 ICT建機を使った施工のなかでも特に今後増加していく比較的小規模な施工において より生産性を高めることを目標とし、本シリーズ第6回目のセミナーを開催しました。

セミナーには、関東・山梨エリアを中心に、建設業や土木関係技術者の方々 23社 約40名が参加しました。 日本キャタピラーでは、今後もi-Constructionを推進する活動を引続き行っていきます。

当日の様子

ご挨拶

国土交通省 関東地方整備局 関東技術事務所 事務所長 宮武一郎様

冒頭、国土交通省 宮武様より、 「建設業には、さまざな課題があり、少子高齢化や、製造業と比較して向上しない生産性などの課題があります。 これらを解決し、建設業の地位を確立していく必要があると考え、国交省ではi-Constructionを推進しています。 今日のセミナーは、今後i-Constructionに取り組むきっかけとしてほしいです。」とお話いただきました。

i-Constructionの概要の説明

ご説明
関東地方整備局 関東技術事務所より、i-Conの概要や実績、活用方法など、 最新のデータをもとにご説明いただきました。

講演「小規模施工に活用可能なi-Construction施工技術」

iConセミナー講演

日本キャタピラー 広域営業事業部 情報化施工推進部 テクノロジーソリューション課 齊藤尚寛

関東周辺で発注されているi-Construction対象工事は小規模現場が多く、 小規模土工での3D施工は大変コストがかかることから、 都市部でi-Constructionを推進する上での大きな障壁となっています。
これらの課題を解決し、都市部でも有効にi-Constructionに取り組んでいくための解決策として、 日本キャタピラー独自の「アップグレードソリューション」をご紹介しました。 お客様の状況に合わせて段階的にi-Constructionへの対応に取り組むことができ、 またi-Con施工に必要なGNSS受信機等を他のICT建機に使いまわせる点が特徴で、 施工全体を通じてお客様のコスト削減・i-Constructionの推進に繋がります。

デモンストレーション

iConセミナーデモ1
iConセミナーデモ2
iConセミナーデモ3
市街地での施工をイメージし、3D(i-Construction対応)仕様にアップグレードした小型建機をデモに登場させました。
また、モーターグレーダからブルドーザにGNSSアンテナを付替える実演も行いました。 1セットのGNSSアンテナでも、付替えを行うことで様々な建機をICT/i-Constructionに対応させることができます。

そのほか、テクノロジーを標準搭載した新型油圧ショベルや、ICT施工に対応するブルドーザ、振動ローラなど、 i-Constructionに対応可能な機種を中心に構成したデモンストレーションを行いました。

試乗会

iConセミナー試乗1
iConセミナー試乗2
iConセミナー試乗3
デモンストレーションに登場したICT建機を並べ、お客様に実際に触れていただきました。 どの建機も熱心にご覧いただきましたが、その中でも、普段見かけることが少ない「259D」は大きな注目を集めました。