国土交通省推進の i-Construction対応 Cat D6N ブルドーザを発売

2016年6月01日

日本キャタピラーはは、土木、造成工事等において高い能力を発揮し、オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能を備えたCat D6N ブルドーザ（運転質量 17,739kg）を6 月1 日より取扱を開始しました。今回発売するCat D6N ブルドーザ（オフロード法2014 年基準）は、Cat D6N ブルドーザ（オフロード法2011 年基準）の後継機で、先進の排出ガスクリーン化技術により、オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能を備えています。国土交通省が推進するi-Construction に対応するブルドーザ用３次元マシンコントロール「Cat グレードコントロール3D」も選択可能です。このほか、安全性やオペレータ環境も向上するなど、あらゆる面でお客様の成功を支援する卓越した製品品質を誇っています。

１．お客様の運転経費を低減する優れた燃料生産性と作業効率

ロックアップクラッチ付トルクコンバータを搭載した新型トランスミッションを採用。ダイレクトドライブの燃費性能と、パワーシフトの操作性の良さを兼ね備えています。掘削時の押土作業性能が向上し、作業量は最大１０％アップ。
改良型オートシフトを標準装備。作業状況に応じて最も効率の良い速度段が自動的に選択されるため、作業に最適な走行速度を選択することができ、燃料消費を低減します。

２．オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能

窒素酸化物（NOx）を低減するシステムとして「NOx リダクションシステム」および尿素SCR システムを採用。NOx リダクションシステムは、排出ガスの一部を、冷却して吸気側に循環することで、燃焼温度を低下させ、NOx の排出を低減します。また、尿素水の化学反応を利用した尿素SCR システムにより、NOx 排出量のさらなる低減を実現します。
ディーゼル酸化触媒（DOC）およびディーゼルパーティキュレートフィルタ（DPF）からなる「Cat クリーンエミッションモジュール」が一酸化炭素、炭化水素、粒子状物質（PM）を低減・除去します。さらに、PM 除去過程でDPF に堆積するすすを取り除くために、DPF 再生システムを有しています。
上述の排出ガスクリーン化技術により、最新の排出ガス規制であるオフロード法2014 年基準をクリアする環境性能を備えています。

３．安全性／サービス性

シートベルトが未装着の場合はディスプレイに警告ランプが点灯します。これによりシートベルト装着忘れを防止できます。
リアルタイム傾斜状況をモニタに表示できます。車両の縦断勾配とブレード勾配が見える化され、スムースな勾配施工をサポートします。
Ｃａｔプロダクトリンクを標準装備。警告情報や部品交換時期の確認ができるため、車両の管理やダウンタイムを削減することができます。

４．i-Construction 対応ブルドーザ用３次元マシンコントロール「Cat グレードコントロール3D」

ブルドーザのCat グレードコントロール 3D は、ブルドーザ本体との統合を進めることで整地・掘削作業における生産性を更に向上させるとともに、オペレータ操作の軽減が可能なCat 純正の内蔵型3 次元マシンコントロールシステムで生産性や品質を向上し、さらには熟練オペレータ不足等の課題を克服して、お客様がより効率的に施工が行えるよう開発しています。また、キャタピラーのICT 建機とクラウドによるリアルタイムソリューション VisionLink® （ビジョンリンク）と組み合わせることで、現場とオフィスとの遠隔情報共有をリアルタイムで実現し、i-Construction に対応した施工管理が可能になります
オンラインでVisionLink® （ビジョンリンク）3D プロジェクトモニタリングを使用すると，LINK テクノロジを経由して毎日の生産性データを確認可能です。切盛り作業の進捗を3D マッピングデータで自動的に離れた事務所で把握できるため、予定通りに作業を進めるための判断をいつでも容易に行うことができます。 * 利用登録とハードウェアの追加が必要です。
追加の機器を必要としないＣａｔスロープアシストを搭載。ブレードにセンサを装着し、目標勾配にブレードを自動的にキープします。高精度の勾配施工が行えるので、ベテランのオペレータは生産性がさらに向上し、経験の浅いオペレータはより短時間でより高精度の仕上げを行うことができます。

５．標準販売価格（販売標準仕様、港裸渡し）

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