採石・鉱山・土木等で活躍するダンプトラックを新たに導入

キャタピラージャパン株式会社（会長：竹内 紀行、社長：ロバート・ベネケ）は、採石・鉱山における原石運搬のほか、土木工事などで活躍するダンプトラック770Ｇを2014年9月1日より発売します。また、同時に姉妹機である772Gの受注を開始します。
今回発売するCat 770G ダンプトラック（最大積載量35.3トン）および受注開始するCat 772G ダンプトラック（最大積載量43.7トン）は、Cat 770およびCat 772のフルモデルチェンジ機で、パワフルで低燃費なCat ACERTエンジン搭載により、オフロード法2014年基準をクリア（届出準備中）する環境性能を備えています^※。また、2種類のエコノミーモード(標準エコノミーモード・アダプティブエコノミーモード)により稼働現場や車両の状況に応じた省燃費運転が可能なほか、オートアイドルストップ機能など燃費性能に優れています。さらに、底板を厚くした新ベッセルや箱型断面構造のフレームなどにより、耐久性・信頼性を向上。このほか、室内幅を拡大し居住性を高めたキャブ内に、車両・稼働状況の確認・各種設定が行えるアドバイザリディスプレイやオートエアコン、パワーウィンドウ(左窓)、フットレストを装備するなど、優れたオペレータ環境・メンテナンス性を実現しています。
Cat 770GおよびCat 772Gの主な特長は次のとおりです。

※ 770Gは現時点で少数特例2014年基準同等となります。

1.パワフルで低燃費のCat ACERTエンジン

1. 従来の排出ガス低減技術に加え、尿素SCRシステムを搭載したCat ACERTエンジンを搭載し、クリーンな排出ガスを実現。オフロード法2014年基準をクリア（届出準備中）する環境性能を備えています。
2. エンジン出力を従来機からアップし、よりパワフルな走りを実現します。

2.省燃費システム・走行性能

1. 燃費低減を最優先する場合に有効な「標準エコノミーモード」と、作業量を維持しつつ燃費低減を図る場合に有効な「アダプティブエコノミーモード」の2種類のエコモードを採用。オペレータが状況に応じて効果的に燃料消費量を節減することができます。
2. 一定時間アイドリング状態が続くと自動的にエンジンを停止するオートアイドルストップ機能や、最も効率の良いギアを車両が自動的に選択するスピードリミット機能の搭載により、無駄な燃料消費を抑制します。
3. トランスミッションコントロールにAdvanced Productivity Electronic Control Strategy（APECS）制御方式を採用。スムーズなシフトチェンジを実現するトランスミッションクラッチ自動制御システムに加え、ソフトウェアのアップデートにより、さらに乗り心地や走行性能を高めるとともに、燃料消費の削減に貢献します。

3.耐久性・信頼性

1. ベッセルは、底板の厚さを従来の10mmから16mmにアップすることで、より耐久性を高めています。
2. 強固な箱型断面構造のフレームは、負荷の高い部分には鋳鋼を使用。また、ロボット溶接個所を増やしたことで溶接部の耐久性も強化しています。

4.オペレータ環境・メンテナンス性・安全性

1. 室内幅を拡大し、ワイドで居住性の高いキャブ空間を実現。
2. 室温を常に快適に保つオートエアコン、フットレストやパワーウィンドウ（左窓）をキャブ内に設けるなど、快適なオペレータ環境を提供します。
3. 車両・積込量など稼働状況の確認や速度など各種設定の変更ができるアドバイザリディスプレイをキャブ内に装備。各種データをモニタリング・レポートする機能も搭載し、作業管理やメンテナンスを容易に行えます。
4. オペレータの体を確実に固定する4点式シートベルトや後方を確認するリアビューカメラ・モニタの標準装備により安全性を強化しています。

5.Cat 770GおよびCat 772Gの主な仕様

6.標準販売価格（販売標準仕様、工場裸渡し、税別）

Cat 770G ダンプトラック: 70,120,000円

Cat 772G ダンプトラック: 80,040,000円